Jun, 2014

Monday, Jun 23, 2014

A Broken Mule


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イギリス出身NY在住のアーティストHugh Scott-Douglasの日本初個展『A Broken Mule』が西麻布で開催された。

彼の作品は、素材と素材の関係、偶発性を探求し、素材の持つ新たな価値を再構成する。

そこで展示されたこれらの作品の制作方法は以下の通りだ。


まず、スクリーントーンを床に落とし、トーンの糊の部分にスタジオの床のゴミを付着させる。

そしてそれを巨大なスキャナーで拡大コピーし、キャンバスに張り付ける。




以上、完成。

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彼はこう語る。



「素材同士の衝突は、物質のある部分を破壊すると同時に、別の部分を露出させる。」



彼がスクリーントーンを床に落とすことでどのような操作が行われたかと言えば、埃や彼の髪の毛を拾い上げ、スクリーントーンとしての機能を失いながら彼の生活の一部をキャンバスに映し出したのだ。

素材やシステムを知ることで、そこにまた違った価値を生むことが出来る。洋服もまた例外ではないだろう。



「私にとって制作とは、素材本来の特性が現れる状況を作り出すことであり、
そのプロセスを操作するのは作家ではなく私たちを取り巻く様々な現象なのです。」